いさぢちんメモ

d.hatena.ne.jp/mosshm/より移行。

MX-Rのホイール切り替え

今更なんだけど、Fedoraを8から9にyumでupgradeしました。7から8のときはやたらと依存関係のエラーが出てパッケージをremoveしまくった記憶があるのだけど、今回はyum upgrade一発で通りました。upgrade後のrebootも特に問題なく、問題があるといえばDesktopに置いてあった共有ディレクトリとか増設HDDへのショートカットが消えてる程度のもので、まあそのへんはテキトーに直せばいいやーとかなんとか思っていたんですが、地味に致命的な問題が発覚。

マウスの3ボタンエミュレーションが効かなくなってました。

いやまあそんなのxorg.confのmouse設定部分に

Option "Emulate3Buttons" "true"

とか書いてXを再起動すればだいじょーぶだろー? とか思ってたんだけど、有効にならない。

ちなみに、この3ボタンエミュレーションというのは、マウスの左右クリックを同時押しするとセンタークリックの動作になるというもので、フツーの3ボタンマウスを使っているならまず使わないのですが、僕が使っているマウスはLogicoolのMX Revolutionという変態マウスでして。それも、多機能マウスなのになにも設定せず、ただフツーに、フツーのマウスとして使っていたため、ホイールクリックの動作がセンタークリックではない状態だったので、左右同時押し=センタークリックという動作が必要だったというか、なんというか。

なお、xorg.confを見たらドライバにevdevが使われてるらしく、そのせいかチルトホイールの左右がブラウザの戻る進むの動作に割り当てられているのもちょっと気になったりするのだけど、それはこのへん→「STARTUP LINUX - blog side -: evdevでチルトホイールマウス」を参考にしておいおいどうにかするとして。

いろいろ調べていた過程でこんなのを見つけました。

Froese's Stuff

こちらのRevocoというものなんですが、MX Revolutionのホイール動作、フリースピンとクリック・トゥ・クリックの切り替えができます。この切り替えは通常ホイールクリックの動作に割り当てられていて、そのためホイールクリックがセンタークリックとして動作出来ないのだけど、このrevocoのautoオプションを利用すると

# ./revoco auto=20

Windowsでsetpoiontを利用して、SmartShiftを有効にしているときと同じように、ホイールの回転速度によってフリースピンとクリック・トゥ・クリックを切り替えることが出来るようになります。ゆっくり回しているとクリック・トゥ・クリック、すこし勢いをつけるとフリースピンになって、ホイールを止めるとカチッと音がして元のクリック・トゥ・クリックに戻ります。切り替わる速度はauto=[0-50]の範囲で数値指定。小さくすればするほどフリースピンに切り替わりやすくなります。僕の好みは20くらい。

この状態だと、ホイールクリックはセンタークリックとして動作するので、前述した3ボタンエミュレーションを使う必要もなくなりました。