椋杏→勝平

ちょっと間が開いたけどぼちぼち進めてます。
双子のシナリオは、その性格や立場の対比が面白いと思うのですよ。だから、あちらが立てばこちらが立たずな状況も仕方がないと割り切れるし、もし両方で似たようなシナリオのグッドエンドがあったりすれば逆に興ざめしてしまうんですよ。
藤林姉妹シナリオは、あくまで杏メインで組み立てられているので、椋が蔑ろにされるのは必然だろうし、椋グッドエンドがいい加減だからこそ、勝平シナリオで幸せになった椋をみて感動できるんだと、そう思う。
しかし、藤林姉妹シナリオの中で、最もしっくり来るのは椋バッドエンドだったりする。
椋のルートで「キスしない」を選択すると入れるバッドエンドのルートだけど、曖昧な気持ちのまま椋と付き合い続けていくのも少々無理があるし、あの場面でキスをするのは杏に踊らされすぎているだろう、と。
杏グッドエンドの最後で、椋は勝平と出会ってつきあい始めたという描写があるけど、紆余曲折があっても結局は収まるところに収まる。ならば、主人公が椋と付き合いを続ける必要はなかった。だからといって、一度椋と付き合った主人公は容易には姉である杏とは付き合えない。
春原に言わせれば、両方と距離を置くのは最高にヘタレ*1らしいけど、どちらとも付き合わない――椋バッドエンドが最も当たり前なシナリオに思えてしまうんだよな。それにプラスして勝平シナリオで椋が幸せになってくれれば、それでいい。
椋は尻軽じゃないよ。ほら、ちょっと悪ぶってる男の子に憧れる時期ってあるじゃない？　そーいう感情を恋と勘違いしただけなんだよ。

*1:このセリフは印象操作だよなぁ